この2学期は、私にとって、本当に思い出に残る2学期でした。まだまだ課題は多いものの、子どもたちの笑顔が増えたこと、それを支える先生達のがんばりと、どちらも手応えを感じることができました。まだまだかもしれませんが、それは真摯に受け止め、さらに子どもたちの笑顔が増えるよう努めてまいります。終業式は、次の2学期の思い出の写真をスライドで見せながら、次のような話をしました。
全校のみなさん、おはようございます。
今日は、冬至と言って、1年で最も昼の時間が短い日です。2学期が始まった8月末は、7時くらいまで明るかったのに、最近は6時には暗くなってしまいますね。冬至の今日は、夜が昼より4時間も長いんです。
ちょっとここで、5年生、6年生に問題です。
今日(22日)は、夜が昼より4時間長い。では、昼が何時間、夜が何時間でしょう?
冬休み、ゆっくり考えてくださいね。
さて、今日で2学期も終わりです。どんな2学期でしたか。友だちと仲良くできましたか。がんばったことを言えますか。校長先生は、この2学期、西国分小のみなさんは、とてもがんばったと思います。
1年生。2学期になって、ぐんと自分たちでできることが増えましたね。休み時間は友だちと楽しく遊んだり、一生懸命そうじをしたりできるようになりました。また、生活科の学習では、写真のように、春に植えたアサガオでリースづくりをしましたね。写真を見て下さい。学習中のみんなの真剣なすがたを。本当に成長したなあと、校長先生はとてもうれしいです。
2年生。2年生の教室の前を通ると、かけ算九九が聞こえてきます。たくさんたくさん練習しましたね。どのだんもすらすら言えるようになりました。冬休みも練習して、完璧にしてくださいね。写真は、おもちゃランドです。みんなで一生懸命つくったゲームを、1年生はとても喜んでいましたね。とても元気な2年生、校長先生は北校舎に行くのがとっても楽しかったです。
3年生。今年は、お勉強をよくがんばりました。特に、社会や理科、リコーダーや習字など、新しい勉強がたくさんありましたね。社会科見学では、お店の人に、きちんとインタビューできるようになりました。また、「3年とうげ」の学習、楽しかったね。そして、おとなりの国、かんこくのお話を読んだり、かんこくの文化について勉強したりして、かんこくのことをもっと知りたくなりましたね。がんばりました!
4年生 人権フェスタの発表がんばりましたね。9月と10月の2ヶ月で、総合の時間に調べたこと、考えたことを、諏訪中、日吉小、金丸小のみんなにも発表しました。周りの人のことを、よく見て、だれもが幸せになるためにできることを考えましたね。さて、この写真は、4年生がやっている百人一首大会です。おもしろいですね。校長先生も入りたいです。校長先生に勝てるかな?いつか、お手合わせお願いします。
さて、次は5年生です。宿泊体験教室ですね。キャンプファイヤー楽しかったですね。校長先生は、あんなに大きな声で歌いながら踊る5年生は初めて見ましたよ。5年生の絆がぐーっと深まりました。いよいよ3学期は6年生は卒業に向けての活動に入ります。6年生からしっかりバトンを引き継いでくださいね。野外活動も、みなさんの協力する姿は見事でした。自分のしたいことばかりをしたり、何もせずに遊んだり、そんな人が一人もいませんでした。みんなが、本当に、笑顔で協力していて、すごいなあと心から思いました。
最後は、6年生。さあ、どんな写真でしょうか。いろいろあるから迷うなあ。でも、一つだけ選ぶとするならば、やっぱり運動会でしょう。今年の運動会は、本当にすばらしかったです。どのクラスも、この運動会で、ぐんと成長しましたね。応援合戦や組体操、そのほか、運動会を支える様々な活動。きっと楽しいことばかりではなかったはずです。友だちと意見がぶつかって真剣に話し合ったり、きついけど歯をくいしばってがまんしたり、時には自信をなくしてつらい思いをしたり。いろいろなことがあったと思います。でも、それを乗り越えて団結できたこと。その姿を、下級生は、あこがれの目で見ていましたよ。文句なしにかっこよかったです。そのほか、校区文化祭や綱引き集会など、行事を通して6年生の存在感は本当に大きかったです。
こうやって、自分たちの学年のがんばりを見ていくと、一つのことに気づきます。それは、自分一人でがんばったのではないということです。また、自分一人が楽しかったのではない、ということです。だって、友だちが泣いていて、自分だけは楽しい、ってことはないでしょ。周りの友だちががんばったからこそ、自分もがんばれた、周りの友だちが楽しんでいるからこそ自分も楽しい。自分も友だちも楽しいとき、本当に楽しいってなる。こうやって、みんなで伸び合うことができたことが、校長先生は、この2学期の一番のうれしかったことです。
このあとの教室で、ぜひ、学級でがんばったこと、学級目標に近づけたこと、を話し合ってくださいね。
教室の電子オルガンを数台買いました。しかし、まだ、電子オルガンがない、壊れているという学級があって悩んでいると、木下楽器店様が、中古の電子オルガンを3台も寄付して下さいました。しっかり音は出て、中古とは思えないくらい状態のよい物でした。
そんなことがあって数日後。数名のお母さん方が、「電子オルガンのカバーを作りましょう」とおっしゃって下さり、十数台分のカバーを手作りしてくださってます。
教室は、チョークの粉がどうしても舞ってしまうので、電子機器に教室はよい環境とは言えません。少しでも長持ちするように、オルガンのサイズに合わせた手製のカバー。
学校のため、子どものため。本当に感謝です。
給食委員会が、校舎内にチェックポイントをつくり、子どもたちはそこに書いてあるクイズに回答してカードに書き入れます。全部マスが埋まったら、ボックスに投函。
これが、もう、子どもたちが夢中です。特に1~2年生の子どもたちは、目をキラキラさせて校内のチェックポイントを回っています。
今日は、天気がわるかったので、なおさら数百人の子どもたちが休み時間に動き回っていました。たまらず、教頭先生が「楽しくウォークラリーをしているみなさん。ろうかを走っていませんか?」と校内放送するほど。
廊下を走るのはよくありませんが、子どもたちを夢中にしている給食委員会の取り組みは、ヒットでした。こんな児童会活動が増えると、ますます学校生活が楽しくなるでしょう。
16日(土)15:00ごろ。学校のパソコンが一斉にネットにつながらなくなりました。先生たちは悲鳴! なにせ、学校のパソコンが動かないことは、「のびゆく子ども」が書けないということだからです。慌てました。いろいろな方が対応してくださりました。なかなか原因が分からず、でも、「子どもたちのために」と、市役所の方、NTTの方が遅くまでがんばってくださいました。復旧したときはみんなで拍手。本当に助かりました。
1年生の教室の前を通ったら、「いらっしゃいませ! どの花がいいですか?」という声。立ち寄ってみると、自分たちで画用紙にかいた看板や商品を使った生活科の学習でした。
もう、子どもたちは夢中です。
店員さんとお客さんと、どちらも体験しました。
この体験は、「商店やスーパーマーケットの仕事」(3年生の社会科)の素地になります。
12月5日、6日に校内持久走記録会を行いました。決まった時間を自分に合ったペースで走る「時間走」です。友だちと比べるのではなく、自分の記録と比べる時間走。友だちの声援を力に走り抜くことができました。また、友だちが走っているときは、しっかり声援を送る子どもたち。走っている子にとって周りの声援は大きな力になったことでしょう。
友だちの前でがんばるって、勇気がいることです。
え、当たり前じゃないの? いえ、そうではありません。走る力はみんなちがいます。体育は、最も力のちがいが分かりやすい教科です。人と比べて「はやい」「おそい」にこだわり、友だちをばかにしたりからかったりする言動があれば、友だちの前でがんばることができるしょうか? そんな言動があれば、走るのが苦手な子は、走りたくなくなるし、わざと歩いたりして後ろ向きな態度をとってしまう子が出るかもしれません。
持久走記録会で、どの子も、自分のペースで、自分の力を出し切って走っている姿を見て、それは、周りの声援のおかげなんだと思いました。がんばっている友だちを、だれかと比べるのではなく、がんばれ!って応援できる心。それを育てるのは、私たち大人の言動だと思います。私たち大人が、自分の子どもをだれかと比べるのではなく勇気づけること。それが、子どもの心を育てるのでしょう。
「いらっしゃい!いらっしゃい!」
体育館に2年生の声が響きます。生活科の学習で、2年生が1年生を招待しているのです。それぞれのコーナーには、1年生のお客さんに、お店の説明をする子、ゲームのお世話をする子など、役割分担した2年生がスタンバイ。はっぴ姿の2年生、とてもかっこよかったよ。
3年生の学年PTAの皆さんが企画してくださった、学年レクレーション。体育館で、講師の先生をお招きして、対戦型のゲームを行いました。子どもと保護者合わせて300名以上になりましたが、学級対抗、親子対抗など、いろいろなゲームを行いました。
遊びは、勝っても負けても、「楽しいね」と言えなくてはなりませんね。自分も楽しい、周りも楽しい。そんな楽しみ方は、集団遊びの中で育つ心です。
1ヶ月前…
6年生の子どもたちが校長室にやってきて、「全校のみんなで玉入れしていいですか?」と言いました。「どういうことかな?」と子どもたちの話を聞きました。
子どもたちは、いろいろと話してくれました。で、要約すると、
「運動会では、1~6年生までがいっしょになって行う競技ができないから、ブロックごとにやりたい」
ということかな? と確かめました。
子どもたちは、「そうです。」と何度もうなずきました。
運動会での競技(リレーや徒競走)は、学年内で行われます。他の学年は応援はしてくれても、いっしょに競技はできない。小さな学校の運動会は、1~6年生全員参加で、玉入れや綱引きなどの競技ができるのです。でも、本校規模の学校はできません…。やろうとすれば、1日では終わりません…。さあて、どうしたものか。私が迷っているのは、ズバリ、授業時数です。今、小学校は、教えなくてはならないことが、本当にいっぱいいっぱいなのです。(それは、いつか説明したいと思います)玉入れ集会をしたら、あふれ出す学習がないか、慎重にならざるを得ません。ともかく、即答はせずに答えを保留し、先生達で話し合いました。で、玉入れは玉の数が足りないので、綱引きってことに。
11月28日,29日
2日間に分けて、綱引き集会を行いました。進行は5年生、6年生の子どもたち。元気な声が響いています。1年生から6年生まで、力を合わせて綱を引き、縦割り班の団結が深まりました。対戦方法はトーナメント戦。おもしろいのは、勝ち残りのトーナメント戦と負け残りのトーナメント戦があること。1回戦で負けたら終わりではなく、なんと負けたら2回戦もできる! 負け残りの2回戦で、勝ったチームは「やったー、勝った!」と喜んでるし、負けたチームも「やったー、あと1回できる!」と喜んでいて、ポジティブ思考のトーナメントもとてもいいな、と思いました。
11月18日(土)、コミュニティーセンターで校区文化祭が行われました。本校の児童も参加し、会場は多くの来場者で賑わいました。6年生は総合的な学習の時間の一環として出店を出させていただきました。また、本校のクラブ活動の発表の場として、合唱クラブ、茶道クラブ、フラワーアレンジメントクラブが参加させていただき、子どもたちも達成感を味わうことができました。ご指導いただいたゲストティーチャーの皆様、ご準備いただいた実行委員会の皆様、本当にありがとうございました。
11月9日~10日の2日間、北山少年自然の家で自然体験教室を行いました。すばらしい5年生でした。フィールドビンゴでは、地図を手にみんなで輪になって話し合っている姿がとてもいいなと思いました。キャンプファイヤーは、子どもたちの大きな声と元気な踊り本当にビックリでした。夜の広場でみんなで踊ったダンスはいい思い出になりました。野外炊飯は、どの班も協力していきいきと活動できました。カレーを作るのに「タマネギを炒めるかどうか」を話し合ったり、火の番や洗い物など必要なことを上手に役割分担したりして、何もしない子や遊んでいる子がいないことに驚きました。五年生の子どもたちが、協力して活動する姿に、
先生たちは「成長したねえ~」と何度も言い合いました。
6年生は11月18日(土)の校区文化祭に参加します。そこで、文化祭を主催する地域の方を教室に招いて、校区文化祭の意義と地域に貢献することへの思いをお話してもらいました。こんなお話が心に残りました。
「西国分校区の皆さんに、文化祭を通して元気になってもらいたいです。」
「私は、資源物回収のお世話をしています。誰かがやらないといけないことですからね。この前、燃えない物置き場に、土の入った植木鉢が置いてありました。おじさん、どうしようかなあと思いましたが、そのままにしておくと近所の人も困るので、いったん自分の家に持って帰り、中の土を全部落としました。・・・」
子どもといっしょに、お話に聞き入りました。
いろいろな量を比べる学習が多い1年生。「水のかさ」を比べる学習です。ペットボトルと水筒に入る水、どっちが多いか調べています。大人の感覚だと、計量カップや理科室のビーカーなどを使ったらいい、と考えがちですが、それは「量る」ことであって、比べることではありません。「長さ」も「広さ」も「重さ」も「かさ」も、「はかる」より先に「くらべる」ことを学びます。それは「くらべる」は「はかる」の基礎だからです。たし算がかけ算の基礎となっているように。
教室では、形がちがう容器の水を、形が同じコップに移して比べます。すると、コップ何杯分、コップのここまで、という比べ方ができます。大人にとっては当たり前の操作ですが、子どもの量感を育てるために、とても大切な学習です。
そして、その素地には、お風呂などでの水遊びの体験(容器から容器に移し替える。片方の容器から水があふれる。「あ~こっちが多いんだ」と思う)が必要です。この素地は、教室では教えることができません。
今、2年生は、かけ算九九の真っ最中。保護者の皆様、どうか、どうか、何度も家庭で唱えますので、聞いてあげてください。学校では、みんなで一斉に唱えますが、一人一人が唱えるのを聞いてあげることができません。マンツーマンで聞いてあげるのが、とても大切です。みんなで一斉に唱えていると流してしまうのですが、意外と間違って唱えていて、それをあとで修正するのは、2倍の時間がかかります。
かけ算九九の習得は、これからの算数の基礎の基礎ですので、よろしくお願いいたします。
さて、写真の授業は、「三りん車のタイヤの数」を考える授業です。
三りん車1台 … タイヤ3つ
三りん車2台 … タイヤ6つ
三りん車3台 … タイヤ9つ
子どもたちは、学習用PC上のタイヤを三りん車と対応させることによって、視覚的に学んでいます。
これ、とても大切。3のだんをつかって機械的に答えを出すのではなく、「かけ算ってなあに?」ということを2年生なりに学んでいます。ご家庭でも、ス-パーなどで、野菜や果物を買うとき、「1かご3つ。2かごで何個になる?」などと問いかけてあげてください。こうやって、生活の中で身につけたかけ算は、ぐんと子どもの思考を育てます。
たてわり班活動の充実を受けて、1週間「たてわりそうじ」をやってみることにしました。「たてわりそうじ」とは、1~6年生のたてわり班を、さらに小さなグループに分けて、6年生をリーダーにして、グループごとに掃除場所を割り当てるというものです。
1年生なのにトイレ掃除、3年生なのに6年生の教室といった、日頃はしないそうじ場所ですが、びっくりするほど、みんな一生懸命そうじをしています。私の予想以上の姿で、西国分小学校の子どもたちの底力を本当に感じています。
「ひざをついてコの字ぶき」を、6年生が厭わずする姿を、下級生がまねしています。5年生、6年生は、下級生から頼られるので、いつも以上に張り切っています。これぞ、相乗効果です。
1学期に引き続き、「たてわり班遊び集会」が行われました。運動会が終わった後なので、6年生もそんなに準備をせずに行った集会でしたが、どの班もあったかい雰囲気にあふれていました。
ある班でのこと。黒板にプログラムを6年生が貼り、司会の子が進行していきます。「並んでください」と司会の子が言うのですが、なかなか並べない1年生と2年生。そこに、4年生と5年生の子が優しく「○○さんはここ」「○○くんはあっち」と、一人一人に声をかけてくれました。6年生は、全体進行ですから、4年生と5年生が細やかに動いてくれて、これは1学期にはなかったことだと感じました。きっと、運動会を通して、ブロックの絆が深まったんですね。
ある班は、定番のフルーツバスケット。1学期は「男子」「うわぐつの色が青い人」「3年生」などというお題が多かったのですが、「算数がすきな人」「大きい声を出すのがにがてな人」など、ちょっと工夫したお題があって、しかも、それにみんなしっかり反応していました。また、反応できない1年生、2年生が困ったような顔をしていると、6年生がやってきて、「算数すき?」と聞いてあげていました。
ここだけの話。もっとたくさん、たてわり集会したいなあ。でも、今年はけっこう○○集会やっているんで、カリキュラム的に、これ以上できないんだよなあ。もっと、自由なカリキュラムが組めればなあ。(あ、これは、ここだけの話です)
運動場を4年生の子どもたちが走っています。
ふと地面をみると、フラフープがたくさん置いてあります。なんだろう?
子どもたちは、「1,2,3!」と言いながら、フラフープを跳びながら走り抜けます。
これは、ハードル走の練習なんです。フラフープの間隔は、コースごとにちがっていて、自分に合う歩幅を子どもたちは探しながら練習しているのです。ハードルを跳ぶ前の助走って、意外と歩幅広いんだなあ。
2年生の子どもたちが、畑で大喜びをしています。
9月に種をまいた二十日大根が、もうこんなに大きくなって、食べごろになっていたからです。二十日大根は、葉っぱを食べる大根です。
あっという間に大きくなった二十日大根、おいしそう!と喜ぶ子どもたちの笑顔がまぶしかったです。
小学校の学級担任は、国社算理音図家体総道学の10教科を1人の担任が教えています。(英語は、専科の先生がいます) そして、どうしても、教えることに得手不得手があり、私などは、音楽が本当に苦手でした。音楽の歌唱などは、私がいっしょに歌おうものなら、「先生、お願いですから、いっしょに歌わないでください…。」と、いつも子どもたちからお願いされていました…。私がいっしょに歌うと、子どもたちの音程がずれる…。
さて、今年の5年生、6年生の家庭科のミシン。学校のミシン約10台に35人の子どもたち。一番困るのは、ミシンのトラブルです。下糸がボビンにからまったり、縫い目の調節がうまくいかなかったりなど、子どもたちだけでは解決できないトラブルが起こります。また、まち針の位置や返し縫いの位置など、大人の助言が必要なことがたくさんあるのがミシンの学習です。担任の先生が一人だと、どうしても待ち時間が多く、十分な学習ができません。そこで、ミシンボランティアを募集しました。大勢の保護者や地域の方がお手伝いに来てくださいました。
子どもたちのヘルプにすぐに対応してくださり、本当にありがとうございます。今後とも、よろしくお願いします。
4年生は、「バリアフリー」ということについて、総合の時間に調べたり、考えたりしてきました。車いす体験、アイマスク体験などを通して気づいたこと、いろいろな人の講話を聞いて考えたことを、言葉と歌にこめて、人権フェスタで発表します。
学習して初めて気づきます。学習しないと気づくことができません。
このことを子どもたちが感じてくれれば、と願っています。
5年生の学年レクレーションは、ダンスです。久留米のダンススクールの皆さんが講師となって、学校の体育の授業では教わることができない、軽快なかっこいいダンスを踊りました。
学校のダンスの学習は、「1,2,3、4・・・」と拍に合わせてみんなで動きを合わせます。今日のダンスはちがいます。リズムに子どもたちの体の動きを楽しく合わせることが大切です。
学校の先生たちでは教えることができない体験だったなあと思います。学年PTAの係の皆様、ありがとうございました。
先日、読書をしている6年生と、軽い読書談義をしました。
6年生ともなると、分厚い物語やシリーズ本を次から次へと読んでいる子が多くなってきます。「ぼくらの7日間戦争」シリーズをすきまの時間にずっと読書している子、海外の全12冊の冒険物を踏破しようとしている子。この子たちにとって、「本はともだち」なんだな、って思います。
そう思いながら、運動会を終えた6年生を見ていると、あと半年後は中学生ということに気づきます。大人の階段を上っているんですね。
今日は、体育館で、思春期にさしかかった6年生と保護者の皆様に、学年レクレーションとしての講話がありました。笑いあり、涙あり、思春期にさしかかった自分を見つめ、すてきな時間を過ごすことができました。企画してくださった、学年PTAの係の皆様、ありがとうございました。
「読書の秋」ってよく言います。
私自身、子どもの頃の読書をふりかえってみると、ただ目的もなく、好きな本を読み、本の世界にすいこまれるという、とりとめもない読み方をしたことを思い出します。それとは対照的に、今の私の読書を振り返ると、何かの目的(主に仕事)のために本を開いていることがほとんどです…。
今思えば、本を読むということの、本当に大切な部分は子どもの頃の読書にあったように思います。仕事のためでなく、勉強のためでなく、ただ目的もなく読書を楽しむ。そんな読書は、子どものうちにたくさんしておきましょう。
10月の国語
1年生「くじらぐも」2年生「お手紙」
3年生「3年とうげ」4年生「ごんぎつね」
5年生「たずねびと」6年生「やまなし」
運動会が終わり、落ち着いた雰囲気の中で、どの学年も物語単元の学習に入ります。登場人物の心情を子どもたちが豊かに想像する上で、この落ち着いた雰囲気は必須です。ひとりぼっちの子ぎつね「ごん」 や だれからもお手紙をもらったことのない「がまがえるくん」が、登場人物と心を通い合わせ、心を開いていく描写を読むことを、心地よい涼しい秋風がうながしてくれているようです。
さて、ところで、「物語を読む力」って何でしょう? これ、実はとても分かりにくい力なんです。(ここでは深入りしませんが)本校では、9月~10月に4回、このことを職員研修で学ぶ機会をつくりました。先生たちも、それを活かして授業づくりのはげんでいます。
写真は、1年生、2年生です。「くじらぐも」の「天まで とどけ、一、二、三」という台詞。3回繰り返されますが、1回ごとに声の大きさが大きくなっていきます。子どもたちは、だんだんと大きく音読することによって、豊かに気持ちを想像していましたよ。
ふと校庭を見ると、季節も移ろい、桜の枯れ葉の吹きだまりができています。そこで、学校と童女木池の周りの草取りと枯れ葉集め、畑の草取りをしました。
学校のちょっと気になっていた場所が、きれいにすっきり。
運動会が終わり、学校生活後半を、新しい気持ちでがんばってほしいなあ。
この3週間の運動会の練習の中で、子どもたちは大きく成長できました。
一生懸命友達を応援する、苦手でもがんばって走りきる、苦手な友達を支える声かけをする、みんなと動きを合わせる、応援団のリーダーの指示に従い声を合わせる、時間通りに整列する、だまって話を聞く、がんばった友達を絶対にばかにしない、意見のちがいがあったら話し合う、などなど。
1年で1度の運動会。集団(学年、ブロックなど)の一員として行動することは、ときとして個にとってつらいことです。学年のダンスでは、180名の子どもたちが動きを合わせるのです。先生の「指先までピンとのばしましょう!」の声に、全員がそろってないと、やり直しが必要です。めんどうなことも多いはずです。ダンスの練習は、こんなことの繰り返しです。時には、腕がきつかったり、足が痛かったりするかもしれません。でも、それをある程度がまんしないと、集団での活動は成り立ちません。応援合戦も、子どもたちは、6年生の子どもたちに心を合わせて、一生懸命がんばりました。最初のうちは、「なんて言えばいいの?」と戸惑ったり、大きな声を出すのがいやだったりして、参加できない子もいましたが、少しずつ集団となっていき、運動会当日は、ほんとうに心が一つになった姿を見せてくれました。
6年生の組体操が感動の拍手で終わり、閉会式の成績発表。朝礼台の前にきたブロック長と応援団長の10名が、全ての表彰が終わった後、大きな声で「やったぞー!」とさけんだのです。笑顔の中にも涙が見えて、勝ち負けをこえて、ほんとうにがんばった6年生の喜ぶ笑顔と涙。子どもたちの達成感が伝わってきて、この3週間の子どもたちのがんばりが、ぎゅっと凝縮した美しい時間でした。
運動会を直前に控えて、まず、明日は雨の心配がないことに、ほんとに感謝しています。運動場にのぼった月は、こっそり秋支度をしていたのでしょうか。熱中症指数も「厳重警戒」までにはならないようです。
今日の6年生の最後の練習(組体操)の後、子どもたちに、感謝の思いを伝えました。
「たぶん、こうやって、6年生だけに話をする機会は運動会では無いと思うから、今、みなさんに伝えます。みなさんの組体操を見て、思わず涙がこぼれました。(本当) みんな、いい6年生になったね。砂まみれになりながら、歯をくいしばって演技する君たちの姿に、本当に感動しました。全員が一生懸命がんばっているし、がんばる人をだれもばかにしない。ほんとにいい6年生だなあって思います。明日の組体操は、小学校生活最後の運動会の最後の演技ですね。きっと、この組体操は、ブロック対抗リレーが終わり、下級生が「勝った-!」「負けたあ」と、喜んだりがっかりしたりしているころです。そこに、みんなの組体操です。みんなの演技を見た下級生は、勝ち負けをこえて、『6年生はやっぱりかっこいい!』『今日の運動会、がんばったなあ』と思うことでしょう。そして、今日まで3週間、全校のみんなをリードしてくれたみんなに、『ありがとう』と思うことでしょう。明日は、伝える時間がないと思うから、今伝えます。そんな運動会をつくってくれて、感謝の思いでいっぱいです。お礼を言います。ありがとう。」
あした、てんきになあれ!
運動会の練習はありますが、それ以外は教科学習です。国語、算数、理科、社会、英語、音楽、図工、体育、道徳、総合など、教科学習には「進度」というのがあり、運動会直前だからといってゆるやかになってはくれません…。小学校の先生の大変なところは、これらを同時並行で教えていくことです。
ふと中庭を見ると、3年生が理科の学習で「日時計」をつくって置いていました。定期的に記録がとってあり、かげの動きと太陽の動きを、このあと教室で考えるのでしょうね。2年生の教室では、国語の物語文の学習です。教科書の文章を読みながら、グループの友達と感想を話し合っています。運動会の練習と教科の学習と、気持ちの切り替えが大切な数日です。
いよいよ、「運動会が近いぞ」という雰囲気になってきました。
ライン係の先生たちと当番の子は、この3週間、8時から運動場のライン引きをしてくれています。最近は、涼しくなったからでしょうか、リレーの自習練習をする子どもたちが増えてきました。また、吹奏楽クラブや応援合戦の練習など、「一生懸命の音」が響いていて、運動会がんばるぞ!という雰囲気になってきています!
本校の玄関の掲示板には、二十四節季(一年間を24に区切る、昔の暦)を掲示しています。
今週は「秋分」です。
童女木池の歩道に、彼岸花が咲いています。不思議ですね。この時期になると咲く彼岸花を見ると、いつも植物の体内時計の不思議さを感じます。
身近な生き物の様子から季節を感じることは、理科の内容でもあり、国語(俳句)の内容でもあります。
「BRICOLAGE」(ブリコラージュ)という言葉があります。
「ありあわせの材料を組み合わせて何かをつくる」という意味のフランス語です。たとえば、簡単な食事を冷蔵庫にあるものでつくったり、ガラクタを組み合わせておもちゃをつくったりなど、すでにあるものから「ちょっといいもの」を創造することです。フランスでは、「修繕する」「繕う」、時には「ごまかす」という意味をもこめて使われるそうです。ちょうど、ハンバーグを作っていてパン粉がない時、パンを細かく砕いて代用するように、限られた条件で、その場の状況に応じて「なんとかしてしまう」ことを含意しています。ですから、BRICOLAGEによる創作は、はじめからある設計図ををもとにしたものではなく、出来上がってみなければどんなものになるか分からないというアドリブ性に富んだものです。
1年生の教室で、「はことはこをくみあわせて」という図工の学習。ご家庭では、箱の用意が大変だったことと思います。でも、大小さまざまな箱、いろいろな形の箱があることで、子どもたちはそれを組み合わせて、生き物や乗り物などの作品を作りました。長い筒の箱は「キリンの首にしよう!」 お菓子の箱は「大きな口にしよう!」と、とても楽しそうでしたよ。
1時間目、運動会の全体練習。4月の避難訓練以来、ひさしぶり、1年生から6年生までの子どもたちが、全員集合しました。
※本校は、体育館に全児童が入らないのです。代わりに、学年集会やブロック集会は、これまでからぐんと増やしました。
全体練習は、熱中症対策のため、例年の半分のメニュー。整列と行進の練習は省きました。気づくと、6年生の子どもたちが、1年生が並ぶのを手伝ったり、司会進行を児童会の子どもがしたりなど、6年生のリーダーシップがとてもいいなと思いました。
あと、1週間で運動会。6年生、よろしくお願いします!
5年生の子どもたちが、校長室にやってきて、「校長先生、味噌汁をつくったので食べてください。」と言いました。
廊下をはさんで向かいにある家庭科室では、5年生の子どもたちが楽しそうに調理実習をしています。改めて、昨年度まではできなかったことの大きさを実感しました。
箸を手に取り、一口食べました。子どもたちの視線が集まります。これは、気合いを入れて、食べた後の感想を言わなくては!
「おいしい!」 思わず、言いました。きちんと、出汁をとったのが分かりました。
「かつおぶしで出汁を取りました!」と言ってくれたので、
「大根との相性ばっちりだね。ほんとにおいしいよ。」と、食レポしました。この数年、調理実習が思ったようにできなかったので、ほんと、ひさしぶりの食レポでした。
今日の給食は、トルコ料理でした。
ピタパンとチキンケバフ。とてもおいしくいただきました。
給食室では、ときどき、いろいろな土地の料理にチャレンジしてくださっています。いつもとちょっとちがった雰囲気の給食。多文化理解にもつながってます。
4年生は、総合的な学習の時間で、バリアフリーなまちづくりについて学んでいます。これまで、車いす体験などの様々な体験活動を行ったり、たくさんのゲストティーチャーのお話を聞いてきました。
今回は、「日本車いすレクダンス協会」の方を招き、お話をしていただきました。車いすに乗る人といっしょにダンスをすること、その楽しさや意義などについて、お話をしてくださいました。
お話が終わり、子どもたちが口々に「ありがとうございました」と言う姿に、「ありがとうございました」と思いました。
1年生は、小学校で初めての運動会。きっと、6年生のお兄さん、お姉さんの熱気にびっくりしていることでしょう。それほど、6年生は一生懸命な日々を送っています。
体育館では、200名の子どもたちが、6年生のリーダーの指示で、大きな声を出し、応援の練習をしています。その声が、校舎のはしっこまで聞こえます。それにしても、6年生は自分の言葉で語っています。
「ここで、オー!と言って、手をあげてください。あ、まだ、おろしちゃだめです。太鼓を待って!」といった具合に。だから、下級生も聞くんだと思います。6年生の表現力、さすがだなあ。
「みんなちがって、みんないい」
自分と相手のちがいを認め尊重し合うことの大切さ。
3年生が全クラス、ワールドルームの先生の授業を受けました。
世界地図パズルを組み立てたり、「日本のもの:外国のもの」仲間分けをしたり、楽しいゲーム感覚で授業は進みました。
世界地図パズルでは、私たちになじみがある、日本が真ん中の世界地図ではなく、南半球の国の地図をつくってみました。すると、世界がちがってみました。住む国がちがうと地図もちがうのですね。
「日本のもの:世界のもの」仲間分けでは、子どもたちは写真のように分けました。しかし、右側のもののほとんどが、外国のものだということを知りました。
世界には、いろんな国があり、いろんな文化がある。そんなことに気づいた3年生、みんな笑顔でした。
児童会の子どもたちが募集した、西の子キャラクター2023。
全部で328点の応募がありました。その中から、児童会の5・6年生が選んだのが「にしむすびくん」です。
1151人の西の子が、お米一粒一粒で、ぎゅっとまとまっている様子をイメージしています。
作者(子ども)の発想に、脱帽です。
毎年9月は、文化委員会が、「ありがとうの絵はがき」を募集します。
誰かに支えられているからこそ、当たり前の毎日を過ごすことができます。
・「ごはんをつくってくれて、ありがとう」
・「習い事に送ってくれて、ありがとう」
・「悩みを聞いてくれて、ありがとう」
いろいろなありがとうがありますね。募集箱には、たくさんのはがきが入ることでしょう。
4~6年生の応援団の結成式を、昼休みの体育館で行いました。
各ブロックの応援団長さんのあいさつのあと、一人一人の自己紹介。どの子も堂々と話し、意気盛んです。
熱中症対策とのバランスをとりながら、子どもたちの自主的活動をサポートしていきたいと思います。
子どもたちのがんばりが楽しみです!
「おとなりさんと話し合ってごらん」「班で話し合ってごらん」
授業中、よくある光景です。
そのとき、班の子がきれいな輪になって、顔を寄せ合っている班は、話し合いが活発に行われている証拠です。
写真は、道徳の学習の様子です。学級全体(35人)では発言する子どもの数が限られます。班では、全員が発言できます。発言することは、自分の考えを表現することでもありますが、自分の考えを確かにすることでもあります。
4年生の子どもたちが、総合的な学習の時間に、車いす体験をしています。すると、ほんの1cmの段差でも、車いすでは苦労することが分かります。補助する子も、相手のことを考えて、声をかけています。
これから、4年生は、バリアフリーなまちづくりについて学び、学んだことを人権フェスタで発表する予定です。
学校以外の施設に、どんな工夫があるか、気づいたことがあれば、教えてあげてくださいね。
体育の時間は、子どもたちも楽しみにしています。ですから、「今日の体育は、雨のため中止です。」と先生が言ったら、子どもたちはとってもがっかりします。国語や算数などの座学ばかりだと、子どもたちのストレスもたまります。そこで、なんとか工夫して、教室でできる体育、体育館での短時間体育など、先生たちも工夫していますよ。
上の写真は、画用紙の足形を教室の床に貼り、けんけんぱで跳んでいるところです。下の写真は、体育館で簡単なリレーをしているところです。やはり、子どもたちは体を動かすのは大好きです。
子どもたちの笑顔がまぶしいひとときでした。
お知らせしていたように、運動場と体育館の暑さ指数を毎時間はかり、体育の制限を決めています。
天気予報によると、暑い1週間になりそうですが、緊張感をもって対応していきたいと思います。
ご家庭でも、早寝、早起きで、睡眠時間の確保をお願いします。
久しぶりの学校。子どもたちの表情は、とても明るく元気でした。やはり、長い夏休みで、ご家庭でしっかり心の充電をしてくださっているんですね。
教室では、先生たちも、ちょっぴり大きくなった子どもたちを楽しみに待っていましたよ。
体の調子は、まだ学校モードにもどっていない人もいたようですが、来週1週間で、学校モードに体の調子をもどします。
えっ、学校モードってなあに?
国語、社会、算数、理科、英語、音楽、図工、家庭科、体育、総合、道徳、学活が、45分間×6セット。
少しずつ、学校モードに体を慣らしていきましょう! 今日は、眠そうな子がたくさんいましたよ。早寝早起きをしっかりお願いします。